株式会社日立ソリューションズは11月26日、米vArmour Networksと、日本国内における販売代理店契約を締結し、同社のファイアウォール技術をベースとしたセキュリティプラットフォーム製品の販売を12月25日から開始予定と発表した。同製品は、1台の仮想的なファイアウォール技術でオンプレミスやクラウドといった企業内外に点在するデータを保護するもの。日立ソリューションズは保守サポートも含めて提供していく。価格はオープンプライス。同製品は、設定とセッションを管理する「Director」と、ステートフルインスペクション型ファイアウォール機能とアプリケーションの可視化・制御機能により通信制御を行う「EP(Enforcement Point)」で構成されており、両者が情報交換をするための専用ネットワーク「Fabric」で管理される。これにより、複数のサーバ上のEPを仮想的に1台のファイアウォールとして管理することが可能となる。また、ビッグデータ分析ソフトウェア「Splunk」など外部のログ解析ソフトとの連携により、Directorが出力した各EPのログを詳細に分析したレポートの提供も可能。さらに、オープンソースのクラウド基盤である「OpenStack」と連携可能であり、仮想環境やSDNにおける通信制御に柔軟に対応できるという。