【防犯システムの導入パターン06】工場には住宅や店舗とは異なる防犯システムが必要 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.18(土)

【防犯システムの導入パターン06】工場には住宅や店舗とは異なる防犯システムが必要

製品・サービス・業界動向 業界動向

 さまざまな生産設備を備える工場には住宅や店舗とは異なる防犯システムが必要だ。そもそも工場では一定の条件を前提に、品質の安定した商品を生産する必要がある。この「一定の条件」が崩れると生産品のクオリティに問題が発生してしまうためだ。

 まず最初に考えたいのは、外部からの侵入者の警戒。同業他社の産業スパイ行為を警戒するのはもちろん、侵入者による妨害行為もないとはいいきれない。となると、工場の外周や出入口にカメラを設置し、正規の入退室者はもちろん違法な侵入者を警戒したい。特に敷地内に出入りする車両のナンバープレートは必ず記録すべきだ。場合によっては入退室管理システムやセンサー連動の警報装置などの設置も考慮する。

 防犯カメラについては出入口を撮影する場合は、就業時間を問わず解像度の高いカメラでの常時撮影が推奨。撮影するべき対象とカメラの向きや位置が決まっているので広角レンズで広く押さえる必要はない。

 一方、工場の外周一帯などイレギュラーな地点には広角カメラを設置し、スキマのないよう万遍なくカバーしておきたい。常時録画でなくセンサーとの連動やイベント録画タイプでも構わないが、この場合はセンサーの検知から数分ほど遡った時点から映像を記録できる機能があると心強い。

 また、昨今では対外的な防犯カメラと同時に工場内、つまり従業員の監視も必要になっている。まだ記憶に新しい食品への異物混入事件以降、生産ラインに就く従業員の監視態勢を整える工場が増えているのだ。そして撮影画像の保存期間は、「撮影した生産日から消費期限の日まで」としていることも多い。消費期限内に何か事件が起これば、当該品の生産番号から遡ってその製造過程の映像をチェックできるというわけだ。ゆえに、できるだけ解像度の高いカメラで、従業員の手元を詳細に確認できるカメラが望ましい。

 ただ、缶詰などは消費期限が数年に及ぶため、記録した撮影データが膨大になってしまう。ゆえに記録装置には大容量HDDを搭載する必要がある。一般的な工業製品の場合でも「記録データは1週間で消去する」というわけにはいかないので、HDDの容量を重視して全体のシステムを構築しておく必要がある。

状況別防犯システムの導入パターン Vol.6~工場編

《宮崎崇@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

製品・サービス・業界動向 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 「Office 365」のアカウント情報が漏えいすると企業の脅威になる可能性(IPA)

    「Office 365」のアカウント情報が漏えいすると企業の脅威になる可能性(IPA)

  2. 自分の利用しているサーバの状況を確認する方法 不正中継確認

    自分の利用しているサーバの状況を確認する方法 不正中継確認

  3. 次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

    次世代FW+Sandbox+SIEM+SOCの管理体制が限界を迎えるとき~三年後を先取りするVectra Networks社製品とは

  4. サイバー攻撃の観測レポートや注意喚起情報などをブログ形式で発信(IIJ)

  5. 新たにCISOを設置、SOCにCSIRTとPSIRT機能を集約し経営体制を強化(東芝)

  6. IoTとAIを組み込んだスマートマンション、そのサイバーセキュリティを探る(インヴァランス)

  7. セキュリティ専門家がCSIRTの新規構築、既存の見直し・強化を支援(SBT)

  8. 人の動作に偽装するボットアクセスを検知(アカマイ)

  9. ITだけでなくOT、IoT分野のセキュリティインシデントに早期対応するSOC(日立システムズ)

  10. ここが危ないインターネット クレジットカードの落とし穴

全カテゴリランキング

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×