独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は10月27日、「情報セキュリティ対策ベンチマーク」の診断の基礎データを最新のデータに入れ替え、バージョン4.3として新たにサービスを開始したと発表した。情報セキュリティ対策ベンチマークは、2005年8月からIPAのWebサイトで公開しているもの。組織の情報セキュリティ対策の取組状況(27項目)と企業プロフィール(19項目)を回答することで、セキュリティ対策の取組状況がどのレベルに位置しているかを、他社と比較して確認できる自己診断システム。バージョン4.3では、情報セキュリティを巡る環境変化や対策レベルの変化を勘案し、診断の基礎データを最新4年6カ月分のデータに入れ替えた。また、英語バージョン4.3も同時に公開している。2014年9月30日現在、利用件数は2万8,000件を超え、診断の基礎データとして提供されたデータの件数(再診断を含む)は9,637件となった。新バージョンでは、2010年4月1日から2014年9月30日の4年6カ月間に提供された診断データの重複等を整理し、3,056件を診断の基礎データとして用いている。なお、この3,056件の診断データを統計処理した情報を参考資料としてまとめている。