IPA(情報処理推進機構)は24日、2014年第3四半期(7月~9月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談受付状況について、取りまとめたデータを発表した。 2014年第3四半期(7月~9月)のウイルス検出数は、第2四半期の17,474個より2,174個多い19,648個(12%増)。不正プログラム検出数は第2四半期の73,741個より24,604個多い98,345個だった(約33%増)。 個別のウイルスでは「W32/Netsky」が最も多く検出されたが、前四半期からの増加率が大きいウイルスは、「W32/Bagle」と「W32/Mytob」の2種類となっている。 個別の不正プログラムでは、不正なウェブサイトにリダイレクト(移動)させる不正プログラムの総称である「Redirect」がもっとも多く検出された。9月だけで前四半期の検出数を上回るなど、今期Redirectが急増しているが、直接的な原因は不明だという。Redirectを使って不正なウェブサイトに誘導し、さらに別のウイルスに感染させることが目的と見られる。