千葉県我孫子市水道局は5月29日、水道使用者情報の盗難事故が発生したと発表した。これは5月26日17時50分から27日6時30分の間にかけて、我孫子市布佐酉町にある水道メータ交換業務受託業者借用の民間駐車場において、受託業者所有の車が車上荒らしの被害を受けたというもの。これにより、27日に作業を予定していた水道局発注の水道メータ交換業務に使用する市内居住者75件分の水道使用者情報の入った検針用機器(ハンディターミナル)3台と、水道修繕工事用器具ハンマドリル1台、デジタルカメラ1台が盗まれた。盗難に遭ったハンディターミナル3台には、水道使用者情報として市内居住者75件分の個人情報(使用者氏名、住所、電話番号、メータ番号、メータ指針)が登録されていた。なお、ハンディターミナルの起動には暗証番号の入力が必要であり、かつ内部フラッシュメモリおよびSDカードに登録されている情報は全て暗号化しているため、他者が閲覧することは極めて困難であるとしている。