東京都は2月26日、公益財団法人東京しごと財団が運営する東京都しごとセンターにおいて、同センター利用者に対して、別の利用者の個人情報を誤ってメールで送信する事故が発生したと発表した。これは2月24日夕方、東京都しごとセンター・ミドルコーナーの雇用就業支援業務を委託している株式会社パソナの担当者が、5名の利用者に対して求人情報を添付したメールを送信しようとしたところ、誤って別の12名の利用者の氏名、メールアドレス、利用者登録番号のリストを添付して送信したというもの。パソナの担当者は15時12分に営業職の求人情報を120名の利用者宛てに、15時18分に事務職の求人情報を180名の利用者宛てに、それぞれ一斉メール送信を行った。その後、利用者送付リストを作成していた別のパソナ担当者が、誤って共有フォルダに保存されていた事務職の求人情報のexcelファイルに、利用者送付リストを上書き保存してしまった。16時00分に就職支援アドバイザーから追加で送信依頼をされた方3名、16時03分および16時44分にアドレス相違により送信不能だった各1名、計5名の利用者に対して、担当者が事務職の求人情報のexcelファイルを再送信したが、このときすでに中身は利用者送付リストに置き換わっていた。