東京都青少年・治安対策本部は、青少年が携帯電話・スマートフォンを利用する上での危険性と留意事項をまとめた保護者向けのチラシを作成。携帯電話・スマートフォン販売店で配布を行う。 携帯電話やスマートフォンを利用して、性犯罪などの被害に遭った18歳未満の青少年は過去最多を記録。特にインターネットの交流サイトでは、全国で半年間に600人弱の子どもが犯罪の被害に遭っており、そのうち95%が、携帯電話・スマートフォンのフィルタリングを利用していなかったという。 チラシでは、有害情報から子どもを守るため、フィルタリングの利用を強く呼びかけている。特にスマートフォンは、携帯電話回線と無線LAN回線の両方でフィルタリングを利用するよう注意喚起している。また、子どもから「LINEなどの SNSアプリを使いたいので、フィルタリングを解除してほしい」と言われた場合、利用の必要性を十分に検討してほしいとしている。 そのほか、子どもとよく話し合って、携帯電話・スマートフォンの利用についての「家庭のルール」を作ることを提案。「フィルタリングを勝手に外しません」「自分の名前やメールアドレスなどを知らない人に教えません」など、ルールを親子で確認し合い、携帯電話やスマートフォンによるいじめや犯罪の被害にあわないよう呼びかけている。