トレンドマイクロは2月26日、スマホアプリ「LINE」に便乗し、出会い系Webサイトへ誘導するスパムメールについて、情報を公開した。 それによると、2014年1月以降、「LINE」から送信されたように偽装したスパムメールが、継続して確認されているという。送信元Eメールアドレスには、「LINE.com」「Lineid.com」「Line.ne.jp」、あるいはLINEのID検索を連想させる「idkensakubbs.jp」「lineidkensaku.ne.jp」「idbbs.com」といったドメインが使用されている。LINEの公式Webサイトは「line.me」で、これらのドメインは、すべてLINEを騙ったものだと言える。 メッセージの内容は、「友達申請が届いており、承認する必要がある」というものだが、メッセージ内のURLは、「http://<10桁のランダムな英数字>.asia」というものになっている。このURLをクリックすると、「ID-BBS」という出会い系Webサイトに誘導されてしまう。 これらのサイトは台湾にホストされ、日本人の名前で登録されていた。またサーバは、過去にスパムメールの送信サーバとして確認されていたものだとしている。