内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は1月23日、平成25年度の「情報セキュリティ月間」の実施について発表した。政府では、情報セキュリティに関する普及啓発強化を目的に、2月を「情報セキュリティ月間」としている。今年度は、「スマートフォンの情報セキュリティ対策」および「組織における情報流出対策」を重点テーマに設定、全国各地でのイベント開催やポスター掲示等の取組に加え、「国民を守る情報セキュリティサイト」におけるリレー式「情報セキュリティ有識者コラム」や「情報セキュリティ対策9カ条(リーフレット)」などを掲載した特集ページの開設など、情報セキュリティに関する普及啓発強化のための取組を集中的に推進する。また今年度から、2月の最初のワーキングデーを「サイバーセキュリティの日」と定めた。今年度は2月3日となる。政府では本月間の趣旨を国民に啓発するとともに、特に深刻化・高度化するサイバー空間の脅威やその対応策等について理解を深めることを目的として、同日にシンポジウム「日本の成長を支えるサイバーセキュリティ」を開催し、サイバーセキュリティの重要性を訴える。同日、会場でサイバーセキュリティの日の新設に伴い、官房長官より国民にビデオメッセージを発信するとしている。