内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は12月2日、重要インフラにおける分野横断的演習「CIIREX 2013」を12月9日に開催すると発表した。本演習は、大規模なIT障害の要因となり得る事態が生起した場合に、重要インフラ各分野が的確に情報共有・連携して、IT障害の未然防止やIT障害に係る被害の最小化・早期復旧を図ることができるよう、重要インフラ事業者等の協力を得て、平成18年度から実施している分野横断的演習。今回で8回目となる。今回は前回と同様に、東京都千代田区の株式会社三菱総合研究所 会議室において、情報通信、金融、航空、鉄道、電力、ガス、政府・行政サービス、医療、水道、物流の10分野の重要インフラ事業者など15セプター、重要インフラ所管省庁(金融庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省)およびNISCの合計50組織が参加予定(一部の事業者は自職場から参加)。演習は、ITシステムを脅かす複数の予兆が検知される中、大規模なIT障害が発生し複数分野のサービスに影響する事態を想定したシナリオで実施する。こうした状況の中で、重要インフラ事業者等は事業継続のために分野間、官民間等の連携を図り事態への対処を検証する。重要インフラ事業者等の検証課題は次の通り。1:IT障害に関する情報共有体制(予兆に関するものを含む)2:IT障害への対応3:事業継続計画(BCP)等の発動、解除方法