iOSを選んだ理由は「セキュリティ面で優れている」が1位に、「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査」の結果を公表、(MM総研) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

iOSを選んだ理由は「セキュリティ面で優れている」が1位に、「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査」の結果を公表、(MM総研)

 MM総研は11月14日、「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査(2013年度版)」の結果を公表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 MM総研は11月14日、「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートフォンの導入配布状況・ニーズに関する調査(2013年度版)」の結果を公表した。

 インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」の会員モニターを使い、9月13日~10月7日の期間に調査を実施。従業員数100人以上の大手・中堅企業および学校・医療福祉法人の総務部門508社(1社1回答)から回答を得た。

 法人名義の携帯電話・PHS、スマートフォンのいずれかを現在、従業員や役員などに「配布している」企業は76.0%、「配布していない」企業は24.0%。スマートフォンに限って尋ねたところ、 配布している企業は「本格的に 導入利用済み」19.9%と「テストまたは部分導入利用済み」10.2%を合わせると30.1%だった。2012年9月に実施した前回調査では、スマートフォンを「配布している」と回答した企業は27.2%で、微増にとどまっているため、スマホ導入については、積極派と消極派の企業が二極化している模様だ。

 また「今後、法人名義のスマートフォンを導入する場合のOS」(複数回答)を尋ねたところ、「Android」が68.8%、「iOS(iPhone)」が40.8%となった。「Windows Mobile/Windows Phone」も15.0%だったが、国内での新規の端末発売は予定されていないため、期待値だとMM総研では見ている。また、スマートフォン導入企業のうち、MDMサービスを「利用している」企業は62.7%にのぼった。

 各OSを選んだ理由について「Android」は、「端末価格の安さ」43.0%が1位。以下「操作がしやすい」25.5%、「パソコン連携がしやすい」21.8%が上位になった。一方iOSは「セキュリティ面で優れている」31.6%が1位。以下「操作がしやすい」29.6%、「アプリの数が豊富」19.4%と、それぞれに明確にニーズの差が現れている。また、NTTドコモがiPhoneの取り扱いを始めたことも影響しているとみられる。

 一方で、この1年間でのキャリアの大きな変更の有無を尋ねたところ、「MNPを使って変更した」11.1%、「MNPを使わないで変更した」4.4%、「MNPを使う変更、使わない変更の両方を行った」2.3%で、計17.8%がキャリアを変更していた。変更前と変更後のキャリアを尋ねたところ、変更前のキャリアは、「NTTドコモ」46.4%、「au」27.5%、「ソフトバンク」17.4% だったが、変更後は「au」37.7%、「ソフトバンク」31.9%、「NTTドコモ」29.0%と順番が入れ替わった。

 今後について、従業員配布率(総従業員数に占める携帯電話・PHS、スマートフォン配布台数の割合)の推
移を現在・1年後・3年後で比較すると、現在が平均24.3%で、1年後には26.8%、3年後には28.9%まで拡大する見通し。スマートフォンは平均4.7%、1年後に8.2%、3年後に12.5%と増加。また、携帯電話・PHSを含めた端末全体におけるスマートフォンの比率は現在の19.3%から、3年後には43.3%となる見通しだ。

法人が今後導入したいスマホ、Android:69%・iOS:41%

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×