独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月31日、複数製品で使用されている「International Components for Unicode(ICU)」にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した(初出は10月30日)。複数の製品が使用しているICUには、Unicode文字列を扱うためのライブラリで、C言語向けの「ICU4C」とJava言語向けの「ICU4J」が提供されている。ICU4Cには、競合状態(race condition)に起因するDoSの脆弱性(CVE-2013-0900)が存在する。この脆弱性が悪用されると、想定される影響は製品によって異なるが、リモートの攻撃者によってDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。