マクニカネットワークス株式会社と株式会社ボックス・ジャパンは10月23日、千葉県美浜区幕張でクラウドストレージサービス「Box」の事業戦略発表会を行った。米国でエンタープライズを中心に事業を拡大しているクラウドストレージサービスを提供するBox社は、海外戦略の一環として、ロンドン、パリ、ミュンヘンに続き、アジア・太平洋地域で最大規模のIT市場を擁する日本へ進出。ボックス・ジャパン株式会社を現地法人として設立し、国内の事業活動を本格化させる。発表会では米国においてエンタープライズビジネス市場の創出・拡大を牽引したグローバル・マーケティング担当SVP兼エンタープライズ担当GMのホイットニー・バウク氏が来日。日本市場参入の意義について米国やヨーロッパの戦略を交えた説明が行われた。株式会社ボックス・ジャパンの代表取締役に就任する古市克典氏からは、国内で予想される企業向けクラウドストレージ需要の高まりと、それを受けた日本市場での戦略を発表。また9月に開催されたBox社のカンファレンスイベント Box Works で初公開されたコラボレーションツール「Box Notes」をはじめとする最新機能が日本で初めて紹介された。Boxは通信の暗号化のみならず、クラウド上のファイルも全て暗号化して保存。ほかにもパスワードポリシー設定、ログイン時間制御など、企業ユースのための管理機能が充実している。