コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は19日、2013年1月に実施したファイル共有ソフトのクローリング調査を取りまとめた結果を発表した。 この調査は、1月18日17:00~1月19日17:00(24時間)の期間、各ファイル共有ソフトネットワークに対応した手法を用いてネットワークを巡回し、実際に流通している情報を取得・分析して実施。調査対象は、Winny、Share、PerfectDarkの3種類のファイル共有ソフトとなっている。 その結果、Winnyに接続しているノードは1日あたり約2万台(2012年3月調査では3.4万台)、Shareは約5.9万台(2012年3月調査では9.2万台)、PerfectDarkは1日あたり約3.4万台(2012年3月調査では4.9万台)となった。いずれも2012年10月1日の改正著作権法の施行にあわせて、ノード数は大きく減少しているが、いまだ延べ11.3万台がファイル共有ソフトを利用していることになる。 ACCSではノード数の減少について、「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」が実施してきたメールによる注意喚起活動などの広報啓発活動、刑事摘発の実施などの効果であると考察している。