アカマイ・テクノロジーズ合同会社と富士ソフト株式会社は9月13日都内で企業のクラウド活用とその課題について、共同セミナーを行なった。基幹システムを含む全ての社内システムをクラウド環境に移行する、いわゆるフルクラウドを検討する企業が増加している。実際に何らかの形でクラウドを利用する企業の割合は、資本金額10億円以上の企業では40%を超える※。一方でクラウドの活用を検討する企業が大きな課題として挙げるのが、サイバー攻撃の脅威増大とROI効果である。総務省の調べではクラウドサービスを導入しない理由として、企業の33.7%が「情報漏えいなどのセキュリティに不安を感じる」と回答し、23.4%が「クラウド導入によるシステムの改修コストが大きい」と回答した※。※総務省発表の通信利用動向調査によるこうした中行われた本セミナーでは、前半にアカマイ・テクノロジーズから同社のプラットフォームであるAkamai Intelligent Platformと、これを利用したクラウドコンピューティング・セキュリティKONA Security Solutions の詳細が説明が行われた。また後半では富士ソフトからフルクラウド環境の構築と、アカマイのソリューションを利用したセキュリティ対策について、実際の導入事例を交えながら紹介された。