総務省は4日、「スマートフォン安心安全強化戦略」を公表した。スマートフォンを巡る現状と課題について提言するものだ。 総務省では、2012年12月に「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」の下に「スマートフォン時代における安心・安全な利用環境の在り方に関するWG」を設置。「スマートフォンにおける利用者情報に関する課題への対応」「スマートフォンサービス等の適正な提供の在り方」「スマートフォンのアプリ利用における新たな課題への対応」の3つについて議論を行い、必要な対応等について検討を行った。 「スマートフォン安心安全強化戦略」は、この結果および寄せられた意見について、提言として取りまとめたものになる。 それぞれの課題に対して、アプリケーションの第三者検証の在り方を考える「スマートフォン プライバシー イニシアティブII」、スマートフォン時代の電気通信サービスの適正な提供を通じた消費者保護を考える「CS適正化イニシアティブ」、少年による安心・安全なソーシャルメディア等の利用を考える「スマート ユース イニシアティブ」としてまとめられた独立した提言を、「スマートフォン安心安全強化戦略」として1つの戦略にまとめることによって、より総合的な政策提言力を持つ内容にしたとのこと。