ここ数年の間、テレビや雑誌などで「健康」に関する情報が頻繁に紹介されていたり、低カロリーや、食物繊維が豊富な食品などが多数販売されている。それに加え、登山やマラソン、ジョギングなどを行う人が増加傾向にあるようだ。 このような状況の中、市場調査会社であるカンター・ジャパンが行った調査結果によると、日本を含む22か国の中で、日本人は「健康」に対する自己評価が低くかったという。 この調査は、22か国で暮らす16歳以上の男女22,000人(日本人は992名)を対象に、「健康をコントロールできているかどうか」を10点満点で自己評価したもの。この調査で、8点以上(コントロールできている)を付けた日本人は11%ととなり、22か国の中でもっとも低かった。 また、各国の人々に「心の健康(感情・気持ちの安定度)」に対する満足度を10点満点で評価してもらい、8点以上(満足度が高い)を付けた人を集計した結果、日本は22か国の中で2番目に、心の健康に対する自己評価が低かったことが分かった。 以下にて、「健康のコントロール」と「心の健康」に対する自己評価が高かった人の国別ランキングを紹介する。 ■健康のコントロールに対する自己評価が高かった人の割合/国別 第1位:インド 第2位:インドネシア 第3位:メキシコ 第4位:中国 第5位:アメリカ 第6位:コロンビア 第7位:南アフリカ 第8位:カナダ 第9位:アルゼンチン 第10位:タイ ※日本は最下位の第22位。 ■心の健康に対する満足度が高かった人の割合/国別 第1位:コロンビア 第2位:メキシコ 第3位:タイ 第4位:中国 第5位:インド 第6位:インドネシア 第7位:アルゼンチン 第8位:アメリカ 第9位:ブラジル 第10位:カナダ ※日本は最下位から2番目となる第21位。 なお、この調査に協力した22か国は、日本、韓国、中国、インド、インドネシア、タイ、オーストラリア、ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポーランド、トルコ、南アフリカ、アメリカ、カナダ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチンとなっている。