熱中症や脱水症の予防・対策について正しい行動を呼びかけ(『かくれ脱水』委員会) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

熱中症や脱水症の予防・対策について正しい行動を呼びかけ(『かくれ脱水』委員会)

 本日7月31日、有楽町駅前広場にて、「教えて! 『かくれ脱水』委員会 熱中症対策啓発イベント」が開催された。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
 本日7月31日、有楽町駅前広場にて、「教えて! 『かくれ脱水』委員会 熱中症対策啓発イベント」が開催された。

 同イベントは、熱中症や脱水症について正しい情報を発信している「教えて! 『かくれ脱水』委員会」が、熱中症や脱水症の予防・対策について、正しい行動を呼びかける目的で行われた催し。同委員会のメンバーは、兵庫医科大学小児科学教授 医学博士の服部益治氏や、神奈川県立がんセンター麻酔科非常勤医師の谷口英喜氏など、医療や看護に携わる専門家たちが集まっている。

 また同委員会は、脱水症になりかけているのに、本人や周囲がそれに気がつかず、有効な対策が取れていない状態を「かくれ脱水」と呼んでいる。

 イベントが行われた有楽町駅前広場では、イベントスタッフたちが道行く人に声をかけ、脱水症に関するアンケート(かくれ脱水チェックシート)を依頼。アンケート項目のうち、1個以上当てはまるものがあれば「かくれ脱水」が起こりやすい危険性があるという。また、アンケート回答者に対し、消費者庁から許可を得ている経口補水液商品『オーエスワン』(大塚製薬)と、「熱中症にならないための脱水対策読本」と書かれたタブロイド(新聞)が配布されていた。

 同タブロイドは3種類あり、「働く人」、「高齢者」、「生徒」という、年齢別の脱水対策情報が紹介されていた。以下では、「働く人」向けのタブロイドに記載されていた内容のうち、「脱水症を起こしやすくなる4つの理由」と「経口補水療法をおこなう際の心得」を一部抜粋して紹介する。

 ■脱水症を起こしやすくなる4つの理由
 1:ヒートアイランド現象と地球温暖化
 2:環境変化への鈍化(屋内の良好な環境への適応)
 3:社会の高齢者化
 4:節電問題

 ■経口補水療法をおこなう際の心得
 1:一気に飲まないでゆっくりと少しずつ。
  イメージは飲む点滴(例えば、500mlを1時間程度で)。
 2:濃度を変えない・凍らせない・他のものと混ぜない。氷や砂糖もダメ。
 3:症状が改善しなければ、輸液(点滴)療法への切り替えを躊躇しない。
 4:無理に飲ませない。飲める人に飲んでもらう。
 5:健康な人には美味しくなく、美味しい人は脱水症の
   可能性があることを理解しておく。
 ※出典「経口補水療法ハンドブック」付録 日本医療企画

 熱中症や脱水症状、かくれ脱水に関する詳細情報は、『かくれ脱水』委員会が運営するWebサイト「かくれ脱水JOURNAL」で公開されている。

【熱中症対策啓発イベント】“かくれ脱水”に気をつけよう

《ダイエットクラブ編集部》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×