2012年通年の国内サーバー市場動向を発表、富士通が6年連続で首位を獲得(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

2012年通年の国内サーバー市場動向を発表、富士通が6年連続で首位を獲得(IDC Japan)

 IDC Japanは4日、2012年通年の国内サーバー市場動向を発表した。これによると、2012年の国内サーバー市場規模は、前年から5.1%減少し4,453億円。出荷台数は、前年から12.0%減少し55万台となった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 IDC Japanは4日、2012年通年の国内サーバー市場動向を発表した。これによると、2012年の国内サーバー市場規模は、前年から5.1%減少し4,453億円。出荷台数は、前年から12.0%減少し55万台となった。

 国内メインフレーム市場は、2008年以来、4年ぶりにプラス成長を達成。特に、金融業向けには、多数の大型案件があり、出荷額の50%以上が金融業向けだった。国内x86サーバー市場は、小幅ながら3年連続のプラス成長。ただし内蔵メモリーや内蔵ハードディスクの増加により、x86サーバーの平均単価が上昇し、出荷台数は前年に引き続き小幅なマイナス成長となっている。

 ベンダー別では、富士通が6年連続で首位を獲得。x86サーバーとメインフレームの出荷額は、前年から増加したが、前年に出荷したRISCサーバー「京」の反動のため、2012年の総出荷額はマイナス成長となった。2位は、IBM。2010年~2011年はプラス成長だったが、2012年はx86サーバーとRISCサーバーがふるわず、マイナス成長となった。3位のNECは、メインフレームとx86サーバーが好調で前年の4位から順位を上げた。

 出荷台数では、「京」の残数と「京」の量産機であるPRIME HPC FX10の出荷により、前年に引き続き、富士通が1位を獲得。x86サーバーの出荷台数シェアも前年から1.5ポイント上昇した。以下は、前年と同じ順位でHP、デル、IBMだった。

 なお同時にIDC Japanは、2012年第4四半期(10~12月)の国内サーバー市場動向を発表。これによると、2012年第4四半期のサーバー出荷額は1,044億円で、前年同期比から1.3%増加した。ベンダー別では、富士通が、4四半期連続で、首位を獲得している。なお上位5社で、前年同期から出荷金額を増やしたのは、富士通、NEC、日立製作所の3社だった。

国内サーバー市場、出荷台数は前年比12.0%減の55万台……「京」の反動から大幅減

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×