デジタルアーツ株式会社は11月12日、ヤマハ株式会社が提供するSOHO向けルータ・ファイアウォール製品に、標的型攻撃に有効な出口対策が可能な「i-FILTER」のデータベースを同日より提供開始したと発表した。また、ヤマハが同日に発売した、セキュリティ・高速ルーティング・マネジメントを1台で実現するファイアウォールの新製品「FWX120」では、同日から最新のWebフィルタリングのデータベースとして利用可能になる。デジタルアーツでは、こうした脅威に対抗するために、マルウェアがシステムへの侵入・感染後に行う通信のアクセス先リストを、国内大手セキュリティベンダー2社(ラック、FFRI)と提携し、データベース情報としてユーザに提供している。これにより、情報窃取目的の通信を遮断する標的型サイバー攻撃への対策を行う。なお、本機能は同日より「緊急」カテゴリとしてデータベース配信が開始されるため、対象製品のユーザは追加費用の負担やバージョンアップ等の作業をすることなく利用できる。