IPv6の利用環境における安全性・相互運用性に関する約2年間にわたる検証作業の結果を公開(IPv6技術検証協議会) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

IPv6の利用環境における安全性・相互運用性に関する約2年間にわたる検証作業の結果を公開(IPv6技術検証協議会)

 IPv6技術検証協議会は23日、IPv6の利用環境における安全性・相互運用性に関する、約2年間にわたる検証作業の結果として、「IPv6技術検証協議会 最終報告書」を同協議会Webサイトにて公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 IPv6技術検証協議会は23日、IPv6の利用環境における安全性・相互運用性に関する、約2年間にわたる検証作業の結果として、「IPv6技術検証協議会 最終報告書」を同協議会Webサイトにて公開した。

 IPv6技術検証協議会は、情報通信研究機構(NICT)、F5ネットワークスジャパン、KDDI、ソフトバンクBB、タレスジャパン、ディアイティ、東陽テクニカ、日本電信電話、バッファロー、パロアルトネットワークス合同会社、ブルーコートシステムズ、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、日本マイクロソフトの13社・団体により、2010年7月28日に共同設立された協議会。本報告書は、IPv6の開発、導入、運用に携わる人たちを主対象に、より安全で安定したIPv6利用環境の実現に役立つ情報として利用されることを想定して、取りまとめられたものとなっている。報告書は54ページのPDFファイルとなっており、自由に閲覧可能だ。

 IPv6技術検証協議会では、日本マイクロソフト 大手町テクノロジーセンター内に構築した検証環境を用いて、検証を行った。活動に先立って机上検討された50を超える脅威のうち、第1次試行で29のシナリオ、第2次試行で11のシナリオについて、本協議会会員企業の製品への模擬攻撃による検証作業を実施した。また、第2次試行においては、第1次試行の検証結果に基づいて、本協議会会員の知見を集めて攻撃への対策手法を検討・実装し、その有効性を検証した。

 これらの検証結果は、本協議会会員各社の製品に適宜反映され、製品の安全性向上に役立てられているとのこと。

IPv6技術検証協議会、安全性・相互運用性に関する検証結果を公開……約2年間にわたる作業

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×