東京都教育委員会は10月17日、2012年7月から9月末までの学校裏サイトの監視結果を公表した。7月1日~9月30日の3か月間に検出された不適切な書込み件数は2,949件。このうち、自殺・自傷をほのめかす書き込みは5件あった。 都教委は、公立学校全校を対象とした学校裏サイトの監視を2009年6月18日から開始しており、毎月監視結果の報告書をまとめ、都内の学校や教育委員会へ情報提供している。 7~9月は、巡回監視実施校数2,184校のうち、学校裏サイトが検出された学校数は、496校(小学校52校、中学校261校、高校177校、特別支援学校6校)。検出された不適切な書込み2,949件の内訳は、「自殺・自傷」5件、「自身の個人情報」2,103件、「他人の個人情報」96件、「誹謗中傷」42件、「虐待・暴力被害、飲酒・喫煙などの不適切行為」703件であった。 2012年7月~9月の3ヶ月間に検出された2,949件を月別にみると、7月1,035件、8月988件、9月926件。4月~6月の3か月間に検出された4,072件(4月1,285件、5月1,432件、6月1,355件)と比較すると減少している。