内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は4月18日、同日に開催された「情報セキュリティ対策推進会議第5回会合」の概要について発表した。これによると、政府機関統一基準群のうち「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一技術基準」を見直し、改定を行った。主な改訂点は、「新たな脅威等への対応」「情報技術・利用環境の変化への対応」「基準運用の実効性の向上」の3点。「新たな脅威等への対応」では、標的型攻撃に対する技術的な対策の明確化、災害時における情報システムの継続的な運用の確保等、新たな脅威等への対応。「情報技術・利用環境の変化への対応」では、IPv6 技術の導入に伴う対策や情報を取り扱う区域のクラスに応じた対策の実施等、情報技術・利用環境の変化への対応。「基準運用の実効性の向上」では、すべての遵守事項について、各府省庁における確実なリスク分析の実施を促し、基準運用の実効性を向上することを、それぞれ改定した。