東京都は1日、国に対して東京湾の放射性物質のモニタリング実施について緊急要望を公開した。 都によると、宮城県・福島県・茨城県の沿岸海域、福島第一原子力発電所から約100キロメートル圏内にある栃木県などの水域、群馬県・千葉県などの水域ではモニタリングが行われているが、東京湾および都内の河川ではモニタリングが行われていないとしている。東京湾のモニタリンクを主張するのは、東京湾自体に複数の県・政令指定都市が面していること、空間線量率の高い地域を含む首都圏の各地を流れる複数の河川が流入するためだ。 要望では、「国は東京湾及び空間線量率が高い地域を流れて東京湾に流入する河川を、放射性物質モニタリングの対象水域に含め、広域的・継続的なモニタリングを実施」すべきであるとしている。