米Twitterは26日(現地時間)、国家政府からの合法的な要請によるツイートの削除について、システムを変更すると発表した。 Twitterは国家政府から合法的な要請を受ければ、ツイートの削除を行っている。従来は、全世界からツイートを削除していたが、これからは該当国だけで削除し、それ以外の国ではそのツイートが見られるようにするという。 今回の変更を発表したブログで広報担当者は「我々が国際的になるにつれ、我々の表現の自由とは異なる考えを持つ国にもサービスが広がった。いくつかの国では我々がそこに存在することが不可能であるほど、極めて考えが異なる」としている。世界的に統一した対応が困難であることから、国別の対応に切り替えたものと考えられる。 また、オンラインの表現の自由を守る目的のウェブサイト「Chilling Effects」に、Twitterに関するページを開設した。個々の削除要請についてのデータを閲覧することが出来る。これによれば削除要請のほとんどは著作権侵害によるものとなっている。