内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は1月25日、情報セキュリティ政策会議第28回会合の内容について発表した。1月24日に開催された同会合では、「情報セキュリティ対策に関する官民連携の在り方」「重要インフラ防護のための取組強化」「情報セキュリティ月間」について討議された。特に「情報セキュリティ対策に関する官民連携の在り方」については、政府が講ずるべき情報共有などに関する対策を取りまとめている。取りまとめでは、NISCが警察庁のサイバーインテリジェンス情報共有ネットワーク、経済産業省のサイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)、総務省のテレコムアイザック官民協議会などとNISCが運用する府省庁間のインシデント情報共有ネットワークとの情報連携の結節点の役割を果たすとした。また、政府機関においても組織内CSIRTなどを整備し、標的型攻撃などに関する対策を遺漏なく継続的に実施すること、政府CSIOを新たに設置することなどが話し合われた。