大日本印刷は10日、音楽コンテンツを違法にコピーすると、再生時に雑音を発生させ鑑賞を妨害する電子透かし技術「ゲンコーダMark for COPY PROTECT」を開発したことを発表した。クオリティを損なうことなく、低コストで容易に雑音データを埋め込むことができるという。
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大日本印刷は10日、音楽コンテンツを違法にコピーすると、再生時に雑音を発生させ鑑賞を妨害する電子透かし技術「ゲンコーダMark for COPY PROTECT」を開発したことを発表した。クオリティを損なうことなく、低コストで容易に雑音データを埋め込むことができるという。
従来のDRM(Digital Rights Management)では、再生されてスピーカーから出る音にはDRMがかかっておらず、AV機器のマイクロフォンや端子などを使えば一定の品質で録音できてしまうのが現状だった。「ゲンコーダMark for COPY PROTECT」では、人間の聴覚(20Hz~20kHz前後)と音響入力機器の感度範囲(200Hz前後~12kHz前後)の差を利用して、特定の帯域に雑音データを埋め込むことにより、違法コピーした音源を再生すると雑音を発生させる。