独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月25日、MITが提供するKerberos認証を行うためのソフトウェア「MIT Kerberos 5」に同梱されている「Key Distribution Center(KDC)」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「krb5-1.9系」および「krb5-1.8系」に同梱されているKDCには、複数の脆弱性(CVE-2011-1527、CVE-2011-1528、CVE-2011-1529、CVE-2011-4151)が存在する。影響を受けるバージョンは各脆弱性により異なるが、リモートの攻撃者によってKDCをクラッシュされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、各バージョンに対応するパッチを適用するよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU659251/