独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、BlueZが提供するLinux用Bluetoothプロトコルスタック「BlueZ」の「hcidump ツール」にヒープオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。hcidump ツールは、HCIデータをユーザが読める形に変換するもの。この「BlueZ-hcidump バージョン 1.42 およびそれ以前」には、ヒープオーバーフローの脆弱性(CVE-2011-3334)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたBluetoothトラフィックを読み込むことでツールをクラッシュされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU756679/