独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月6日、UPnP(Universal Plug and Play)に対応する複数のルータにアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。UPnPに対応する複数のルータには、WAN側のインタフェースからの意図しないUPnPリクエストを受け入れてしまう脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、認証されていないリモートの攻撃者によって、ローカルネットワークの情報を取得されたり当該製品をプロキシとして使用される可能性がある。JVNでは、該当する製品の開発者に対策方法を確認するよう呼びかけている。なお、該当製品のUPnP機能を無効することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU357851/