一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月14日、「Adobe ReaderおよびAcrobatの脆弱性に関する注意喚起」を発表した。これは、アドビの「Adobe Security Bulletins APSB11-24」の修正プログラム公開を受けたもの。対象となるのは、Windows版およびMacintosh版の「Adobe Reader X(10.1)およびそれ以前」「9.4.5およびそれ以前」「8.3およびそれ以前」、同「Adobe Acrobat X(10.1)およびそれ以前」「9.4.5およびそれ以前」「8.3およびそれ以前」。該当バージョンのAdobe ReaderおよびAcrobatには複数の脆弱性が存在し、結果としてリモートの第三者が細工したPDFファイルなどをユーザに開かせることで、Adobe ReaderやAcrobatを不正終了されたり、ユーザのPC上で任意のコードを実行される可能性がある。また今回の修正では、「APSB11-21」で修正されたAdobe Flash Playerに含まれる脆弱性も修正されている。(吉澤亨史)http://www.jpcert.or.jp/at/2011/at110025.html