独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は9月6日、韓国インターネット振興院(Korea Internet & Security Agency:KISA)と定期会合のトップ会談を韓国・ソウルにおいて実施したと発表した。これは、2004年12月に締結したMCA(Mutual Cooperation Agreement:相互協力協定)に基づくもの。本年度もMCAに基づく定期会合の一環として、両組織のトップであるIPA理事長である藤江一正氏とKISA院長であるスー・ジョンリョル氏が就任後初めての会談を行った。会談では、両組織におけるこれまでの協力関係について理解するとともに、新たなIT環境のひとつとして注目されているクラウドコンピューティングおよびスマートフォンのそれぞれの国における利用状況や、それに関わる様々な問題について情報交換をするとともに、両組織における成果や現在の取り組み状況について相互に報告した。また、本年度も第13回となる定期会合の実務者会議を11月に開催することとし、メインテーマをクラウドコンピューティングとスマートフォンにおけるセキュリティとすることで合意した。(吉澤亨史)http://www.ipa.go.jp/about/press/20110906.html