ソフォス株式会社は8月17日、調査会社TNSに依頼して実施した独自の調査結果を発表した。この調査では、モバイルセキュリティとデータ漏えい防止に対する一般ユーザの意識が明らかになっている。調査結果によると、約4分の1(22%)のユーザが過去に携帯電話を紛失した経験があり、12%のユーザが盗難の被害にあっているにもかかわらず、データを保護するためのパスワード設定をしていないユーザは67%に上った。モバイルデバイスにとって最大のセキュリティ脅威がデバイスの盗難または紛失であることを認識しているユーザは60%を占めているのにかかわらず、ノートPCに対してさえもパスワードを設定しているユーザは57%にとどまり、ひとつのパスワードを使いまわしていると答えたユーザも18%いた。同社では、「万一、保護されていない従業員のノートPCが攻撃者の手に渡ってしまった場合、個人情報に限らずハードディスクに保存されているあらゆる仕事関連の文書が盗まれるだけでなく、そのPCが企業ネットワークに不正アクセスするのに悪用される可能性がある」としてセキュリティ教育の重要性を強調している。(吉澤亨史)http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2011/08/67-percent-not-password.html