独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月16日、株式会社エイムラックが提供する、スケジューラや社内ブログ等の機能を持つグループウェア「Aipo」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Aipo バージョン 4.0.4.0 以前」および「Aipo ASP版 バージョン 4.0.4.0 以前」には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、管理者がAipoにログインした状態で悪意あるページを読み込んだ場合、当該製品で管理している情報を改ざんされる可能性がある。また、「Aipo バージョン 5.1.1 以前」および「Aipo ASP版 バージョン 5.1.1 以前」には、SQLインジェクションの脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、Aipoにログイン可能な利用者によって、当該製品で管理している情報を閲覧されたり変更される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/jp/JVN31506102/http://jvn.jp/jp/JVN72854072/