日本オラクル株式会社と株式会社シグマクシスは7月28日、金融機関やECサイト運営事業者向けに金融犯罪リスクを低減するオンライン不正検知ソリューションを共同で提供すると発表した。両社は、増加傾向にあるオンライン決済時における企業の金融犯罪リスクを低減することを目指し、オンライン取引情報をリアルタイムで分析し、不正取引を未然に防ぐ専用ソリューションを共同で提供する。本ソリューションは、オラクルのミドルウェア製品で、特定のルールに基づいてリアルタイムにデータ処理を行う基盤となる「Oracle Complex Event Processing 11g」(Oracle CEP 11g)に、シグマクシスが数々の金融機関への導入で蓄積した金融犯罪対策のノウハウを組み合わせることで、膨大なデータの中からオンラインで不正を検知・処理し、実害発生の防止を目指す。両社は本ソリューションの展開に向けて協業体制を構築し、連携を図っていく。具体的には、早期導入可能なオンライン不正検知システムの開発、アセスメントサービスの提供、営業支援体制の整備を実施していく。(吉澤亨史)http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=1396&NewsAreaId=2