株式会社シマンテックは7月5日、企業向けエンドポイントセキュリティソリューション「Symantec Endpoint Protection12」の販売開始と、同製品が物理と仮想の両環境で、競合製品を上回る高度な防御機能と驚異的なスピードを示した第三者機関のテスト結果を発表した。本テストでは物理環境と、特に高密度なVDI等の仮想環境における製品の評価を行っている。Dennis Labs社が行った最近のテストでは、VDI環境で稼働している「Symantec Endpoint Protection 12」がマカフィーやトレンドマイクロの提供する同様のソリューションよりも多くの実在する脅威を防御したことが実証されたとしている。また、The Tolly Group社がVDI環境において、これらのソリューションのパフォーマンスを測定したところ、シマンテック製品はマカフィーとトレンドマイクロのソリューションに比べて49%低いディスクIOで、約半分の時間でオンデマンドスキャンを完了した。さらに同製品は、トレンドマイクロのエージェントレスの「DeepSecurity ソリューション」に比べ20%低いディスクIOでオンアクセススキャンを実行した。物理環境で行われたAV-Test,orgによる実環境におけるセキュリティテストでは、カスペルスキー、マカフィー、マイクロソフト、ソフォス、トレンドマイクロの競合製品に比べ、より高い防御機能が確認され、またPassmark社のソフトウェアパフォーマンスベンチマークにおいても他の競合製品よりもスピード面で優れていると評価されたという。(吉澤亨史)http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20110705_01