日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は6月22日、従来は数日必要だった災害発生時における重要なデータの保護、保管および復元を、数分で行なうことができる新しいクラウドサービス「IBM SmartCloud Resilienceサービス」を7月19日より一部の国で提供開始すると発表した。これは米IBMが6月20日(現地時間)に発表したもの。本サービスは、データセンター環境のデータやアプリケーションの保護を従来よりも迅速、安価かつ柔軟に行うためのソリューションを提供するというもの。サービスには、リカバリの信頼性と効率性を高め、ビジネスのダウンタイムを事実上回避し、データ喪失を最小限に抑えることができる「IBM SmartCloud Virtualized Server Recovery」、および厳格なプライバシーや法規制の遵守を実現し、高度な検索、インデックス化、抽出やeDiscovery法への対応機能を提供する「IBM SmartCloud Archive」が含まれる。また、ストレージのデータ保護および複製を支援するArchiveおよびVirtualizedサービスと併用できるほか、Enterpriseとの組みあわせの利用も可能。(吉澤亨史)http://www-06.ibm.com/jp/press/2011/06/2201.html