キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)株式会社は6月14日、2011年5月の「月間マルウェアランキング」を発表した。本レポートはESETが開発したマルウェアレポーティング・追跡システム「ThreatSense.Net」によるマルウェアランキングと、ITセキュリティアナリストによる解説をまとめたもの。特集では「今、改めて問われるユーザの意識」として、海賊版をインストールするためにセキュリティ対策ソフトを無効にするなどの「愚行」について、また公共のPCでログインが必要なサービスを利用する際の危険性についてまとめている。またレポートでは、Facebookアカウントのより適切で安全な管理方法、サンディエゴでサイバーセキュリティに関するシンポジウムが開催されたこと、パスワードのリセットへの適切な対処方法などが掲載されている。2011年5月のマルウェアランキングでは、1位が「INF/Autorun(6.58%)」、2位が「Win32/Conficker(3.61%)」、3位が「Win32/PSW.OnLineGames(1.92%)」、4位が「Win32/Sality(1.88%)」、5位が「HTML/StartPage.NAE(1.78%)」と、1位から4位は前月から変化がなかった。(吉澤亨史)http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1105.html