独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月5日、pWhoisが提供するネットワークツール「pWhois Layer Four Traceroute」に権限を昇格される脆弱性が存在すると「Japan Vuln
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月5日、pWhoisが提供するネットワークツール「pWhois Layer Four Traceroute」に権限を昇格される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
「Layer Four Traceroute 3.3より前のバージョン」には、コマンドライン引数の解析処理に起因する権限昇格の脆弱性(CVE-2011-0765)が存在する。Layer Four TracerouteがSETUID rootされている場合、ローカルユーザがroot権限を取得する可能性がある。なお、Layer Four Tracerouteを同梱して配布しているディストリビューションでも「lft」バイナリをSETUID rootしないものは、本脆弱性の影響を受けない。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにLayer Four Traceroute 3.3以降へアップデートするよう呼びかけている。 (吉澤亨史)