マカフィー株式会社は3月11日、ビジネスやプライベート、電子商取引で使用するモバイルデバイスをセキュアに保つ、モバイルセキュリティ製品ポートフォリオを発表した。ポートフォリオは、コンシューマ向けの「McAfee VirusScan Mobile」および「McAfee WaveSecure」、エンタープライズ向けの「McAfee Enterprise Mobility Management」となっている。「McAfee VirusScan Mobile」は、デバイスをウイルスや悪意のあるアプリケーションから保護し、重要なコミュニケーション機能を常時使用可能にするもの。ファイルやメッセージのスキャンとクリーニングを自動的に行うことで、デバイスの安全を確保する。「WaveSecure」は、デバイス上のデータを保護する個人向けモバイルセキュリティサービス。デバイスを紛失した際にアラームと位置情報追跡機能でデバイスを捜索したり、リモートロックやデータ消去機能でデータの不正利用を防ぎ、プライバシーを保護することが可能。リモートバックアップ機能も提供する。「McAfee Enterprise Mobility Management」は、iPhoneOS、Android、Web OS、Windows Mobile、Symbianなど、広範なモバイルOSに対応した、エンタープライズ向けモバイルデバイス管理ソリューション。メールの保護、ポリシーの作成と配布、機器証明書の配布、デバイスの状態監視、コンプライアンス対応など、デバイスのライフサイクル全般にわたり管理を行う。また、Wi-Fi、VPN、メール同期を自動的に構成して接続するため、ユーザや管理者の手を煩わせることがない。本ソリューションによって、従業員のデバイスを安全な環境で社内ネットワークに接続し、PCで実現されているのと同レベルのコントロールを従業員所有のデバイスで実現することができる。(吉澤亨史)http://www.mcafee.com/jp/