マカフィー株式会社は3月3日、「リスク&コンプライアンスに関する展望:2011」レポートを発表した。本レポートは、企業のセキュリティリスクに対する認識や、企業のリスク&コンプライアンスソリューションに対する支出を調査したもの。なお本調査は、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、ニュージーランド、シンガポール、英国、米国で、従業員500名以上の企業のIT関係者、全353名に対して実施されている。調査結果によると、企業の41%がセキュリティリスクに対する認識が不十分、もしくは同リスクから保護されていないことが明らかになった。また、リスクに対処する製品を的確に配備する自信がない企業も40%にのぼり、これらの懸念事項に対処するために、企業の46%が2011年にリスク&コンプライアンスソリューションに対する支出を平均で21%以上増やすという。規制コンプライアンスの点では、企業の75%が規制監査を通過する自信がなく、半数以上が過去に監査で不合格になったことがあると回答している。(吉澤亨史)http://www.mcafee.com/us/resources/reports/rp-risk-compliance-outlook-2011.pdf