独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は1月20日、2010年第4四半期(10月から12月)における「脆弱性対策情報データベース『JVN iPedia』の登録状況を発表した。同期間にJVN iPedia日本語版へ登録した脆弱性対策情報は600件で、累計登録件数が9,600件を突破した。内訳は、国内製品開発者から収集したもの6件(公開開始からの累計は116件)、JVNから収集したもの156件(累計995件)、NVDから収集したもの438件(累計8,516件)となっている。登録している脆弱性対策情報に関する注目情報として、ウェブブラウザの脆弱性に関する件数の増加を挙げている。2010年12月末までに登録されたJVN iPedia日本語版の脆弱性対策情報9,627件のうち、約12.5%にあたる1,204件がWebブラウザに関するものとなっている。Webブラウザについては、深刻度の高い脆弱性が特定の製品に限らないことが特徴としている。(吉澤亨史)http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2010q4.html