GMOグローバルサイン株式会社は1月19日、財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)から受託した「平成22年度情報化推進に関する調査研究等補助事業(電子認証の民間制度・基盤の確立に関する調査研究)」プロジェクトに基づく「JCAN認証局」の構築および「JCANビジネス証明書サービス」の開発が完了したと発表した。JIPDECは同日より「JCANビジネス証明書」の実証実験を正式に開始する。「JCANビジネス証明書」は、JIPDECがPKIの利用価値を高めることを目的に開始する、信頼性の高い企業ベース電子証明書を手間なく安価に使える、企業内個人向けの電子証明書。パブリック認証局「GlobalSign」のルート証明書にひもづく「JCAN認証局」から発行されるため、S/MIMEでも利用可能。また、パブリックのクライアント証明書としては国内初となるSHA-256アルゴリズムの証明書発行もサポートするため、「2010年問題」における次世代暗号アルゴリズムへの移行へ向けて、アプリケーション環境での動作確認や課題点抽出を目的に利用することも可能。(吉澤亨史)http://www.gmo-hs.com/news/press/globalsign/110119_2053.html