独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月18日、複数のRuby環境の管理を行うためのコマンドラインツール「Ruby Version Manager」にエスケープシーケンスインジェクションの脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Ruby Version Manager 1.2.1 より前のバージョンには、エスケープシーケンスインジェクションの脆弱性が存在する。ユーザの意図に反して悪意あるファイルを開く可能性があるため、端末エミュレータ等の画面に出力される文字列に任意のエスケープシーケンスが混入する可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/jp/JVN30414126/index.html