独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月13日、WellinTechが提供するSCADAソフト「WellinTech KingView」にヒープオーバーフローの脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されている。WellinTech KingView 6.53のHistorySrv サービス(777/tcp)には、細工されたFlinkおよびBlinkポインタを処理する際にヒープオーバーフローの脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、WellinTech KingViewにアクセス可能な第三者によってDoS攻撃を受けたり、ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNでは777/tcpへのアクセスを制限することで本脆弱性の影響を軽減できるとしている。(吉澤亨史)http://jvn.jp/cert/JVNVU180119/index.html