トレンドマイクロ株式会社は12月8日、「パソコンのデータ管理・保管に関するWebアンケート調査」の結果を発表した。この調査は2010年11月26日から11月28日、18歳以上の国内インターネットユーザを対象に実施したもの。有効回答数は696名。調査結果によると、ユーザの自宅でのPCトラブルについて、「起動」や「ネットワーク」に関する経験が7割以上と多かった一方で、最も解決できなかったトラブルが「データが壊れた・なくなった」などの「ファイル・データ」に関するものだったことが明らかになった。また、最も困った度合いの高かったトラブルは「ファイル・データに関するトラブル」となった。PC内に保存しているデータは「写真データ」が約7割と最も多く、その8割以上がコピーしたデータを保管していた。実際にデータをバックアップする媒体には「USBメモリ」「CD-R・DVD-R」「外付けハードディスク」を利用しているが、「故障」「作業の手間」「容量不足」に不満や不安があるという結果となった。今後はPCや外部記憶媒体を中心とした環境から、クラウドの選択肢が広がることが予想されるが、保存する場所にかかわらずデータをウイルスなどの外部の脅威から安全に守り、万一のトラブルの際にも安心して保管できる環境が求められるとしている。http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20101203005940.html