マカフィー株式会社は10月1日、「ビジネス」の観点でマルウェア生産に関する解説をブログで発表した。マルウェア生産は、世界経済の浮き沈みと無関係に記録的な勢いで続いており、今や多くの犯罪者がビジネスとしてマルウェア生産を行っており、金銭を稼いでいる。McAfee Labsで重複しないようマルウェアを数えたところ、2009年上半期の時点ですでに2008年通期とほぼ同じ数を観測した。2008年のマルウェア数が過去最悪の増加ペースだったことを考えると、2009年は驚くべき状況であるとしている。マルウェアは重複分を除いても、平均で毎月20万個、1日当たり6,000個以上も出現しており、上半期だけを比較しても2009年は2008年の3倍弱にまで増えている。マルウェアの増加が止まらない最も大きな要因として、同社は犯罪者が加担していることを挙げている。マルウェアはデータを盗むものであり、マルウェアを作成して配布するのが犯罪者。サイバー犯罪用のツールやコードは簡単に入手可能で、このような状況が変わることはないとしている。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/malware-is-their-businessand-business-is-good.asp