マイクロソフト株式会社は9月18日、セキュリティ アドバイザリ「ASP.NETの脆弱性により、情報漏えいが起こる(2416728)」を公開した。これによると、同社はASP.NETの脆弱性に関する新たな報告を調査中だという。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、View Stateなどの標的サーバで暗号化されたデータを閲覧する、またはweb.configなどの標的サーバ上のファイルからデータを読みとる可能性がある。また、攻撃者はそれらのデータ内容を改ざんする可能性もある。攻撃者は、影響を受けるサーバに改変されたデータ内容を送信することによって、サーバから返されるエラーコードを監視する可能性がある。同社は現時点で、この報告された脆弱性を悪用しようとする攻撃を確認しておらず、またユーザが影響を受けたという報告は受けていないとしている。なお、この問題には「CVE-2010-3332」が割り振られている。http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/2416728.mspx