エムコマース株式会社は8月18日、シンクライアントソリューション向けのUSB指紋認証キー「iSecure認証キー(仮称)」の開発に着手したと発表した。販売開始時期は2010年9月を予定している。本製品は、指紋認証USBメモリ「Biocryptodisk iSecure-ProX」(2009年3月販売開始)の基本技術を応用した製品で、シンクライアントやリモートデスクトップ等の遠隔地からのPC利用時の「なりすまし」防止を目的としている。小型のライン型指紋センサを搭載する本体にフラッシュメモリを内蔵し、メモリ内にLinuxやWindows XP Embeddedを組み込むことでOS起動が可能になり、ハードディスクレスPCをシンクライアント端末としてより安全に使用できる。また、指紋認証を採用することで、パスワード認証の欠点である「なりすまし」を防ぎ、サーバ接続時も確実な本人認証が可能となる。指紋情報はサーバ、クライアントPC、iSecure認証キー(仮称)内部に目的に合わせて格納できる。複数名での共有利用も可能だ。http://www.m-commercekk.jp/main/isecure_prokey_press.html