マカフィー株式会社は8月17日、McAfee Labsが先日、携帯電話のサブスクリプションサービス利用料詐欺を行う不正なAndroidアプリケーションを新たに発見したと発表した。現状では大きな混乱は起こってはおらず、また拡散が限られているため、同社では本マルウェアの危険度を個人ユーザ、企業ユーザともに「低」と分類している。本マルウェアはマルチメディアのプレイヤーになりすまし、インストール中にテキストメッセージの送信許可をリクエストする。ユーザがアプリケーションを実行すると、それ以上通知することなく利用料が非常に高いロシアのSMS番号にテキストメッセージを送信し始め、最終的には個人ユーザに対し高額の電話料金を請求する。これは決して新しい手法ではないが、最新のAndroid上で動作することを同社は問題視している。現在のところ発生源を確認中だが、本マルウェアはユーザが意図してインストールする必要があるため、ソフトのインストールには細心の注意を払うよう呼びかけている。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/android-malware-old-trick-new-platform.asp